キレット小屋からはいきなりの岩場だ。鎖を頼りに急な岩場を登る。
黒部側の梯子とバンドのトラバース道となる。狭いところなので十分な注意が必要だ。
さらに信州側に入り草付きのバンドを伝って歩くとキレットの底への下りとなる。(写008)梯子を1段下るとザレとバンドの下り気味のトラバースとなり、さらに梯子を1段下って底へ降り立つ。ここからは黒部側の梯子が設置されたバンドを歩き難所は終了。
鹿島槍ヶ岳への登りが待っている。(写09)(写010)鹿島槍ヶ岳までも所々に鎖があるが、さほどの悪場はない。登り始めこそ急登だが、やがて斜面は緩くなり、岩屑の道になれば北峰と南峰のコルは近い。鹿島槍ヶ岳本峰(南峰)までは吊尾根を歩くが、最後の登りが急でザレているので足元に注意が必要。
頂上山頂からの眺望は言うまでもなく360度の大パノラマが得られる。展望を楽しんで後は冷池山荘まで下るだけ。 今までの道が信じられない程、緩やかで広い尾根をどんどん下ると冷池山荘は近い。