心地の良い静寂、樹木に積もった雪、風の足跡の風紋、きらきらと光るダイヤモンドダスト、神々しいまでの雪山の景色など、冬の自然の美しさに感動。凍りつく白駒池のスノーシューイングを大いに楽しむ。
登山日:02/04

 

 渋沢に沿って登り始める。前日の降雪でアイゼンの効きも良く肌を突く冷たい空気が身を引き締める。登山届けを出して渋川の鉄の橋を渡る。渋沢の右山側を沢に沿って登る。途中、黒百合への分岐を通りやや高度を上げる。登るにつれて積雪も吹き溜まりは、2m程となっている。枝沢を渡りながらり登っていく。

渋の湯温泉登山口

渋沢の山べり要注意

渋沢に架かる木道

 渋沢の右山側を沢に沿って登る。途中、黒百合への分岐を通りやや高度を上げる。登るにつれて積雪も吹き溜まりは、2m程となっている。枝沢を渡ながらり登っていく。

雪に覆われる木道

積雪も増す

賽の河原

 雪を付けた綺麗なシラビソの樹林帯の中を 雪を踏みしめる音がなんとも心地よい。樹林帯を抜けると賽の河原に出る。ここは一面が雪景色と樹氷がビューポイントだ!!。

シラビソの中

遠望に中央アルプス

右手に中山

 賽の河原は、長いロードでトレースもところどころ消えており赤布を目印に登る。ここいらあたりからが頑張りどころである。高見石へは途中から左の尾根に上がり込む。

迷いやすい賽の河原

賽の河原を振り返る

シラビソがおい被さる

 賽の河原から尾根に取り付きくがここも吹き溜まりとなって落ち雪のしまった箇所を探しながら登るもブラックボックスに落ち込むこともしばしばだ。

ルートを間違わぬよう

明るみに出る

標高2220mあたり

 丸山の山腹あたりは平坦地で背の低いシラビソの樹林に入る。高見石に通じる尾根である。しばらく樹林帯が続くと丸山の分岐に着く。

丸山への分岐

樹氷が美しい

樹氷のトンネルに

 やがて高見石小屋が近くなる。このあたりの樹氷はまさに氷と樹氷の芸術の光景でしばし見とれてしまう。ここを過ぎるとやっと高見石小屋。登りに2時間程度を要した。小屋の温度計は-10を指している。

凍り付く樹木

高見石小屋

高見石から白駒池を見下ろす

 高見石に登った後、スノーシューを履いて、白駒池に出かける。樹林帯をスノーシューで軽快に向かう。

白駒池へ向かう

高見石小屋

白駒池北岸の青苔荘

 白駒池を見たとき、夏のイメージがあり、湖面が白銀の世界を見たとき、その素晴らしい光景に圧倒された。前日より、降り積もった雪がスノーパウダーでノートラックの上を歩く感触が柔らかく雪煙をたてる。湖の中央に立つと自分がこの位置にいることが信じがたいほどに神秘的に感じた。

高見石を望む

湖面を駆け巡る

湖面が銀世界

湖面が銀世界
縦横無尽に駆け巡る
縦横無尽に駆け巡る

■所要時間

渋沢登山口→(1:30)⇒賽ノ河原下端→(0:40)→高見石小屋 着→(10:59)→白駒池分岐→(0:15)→白駒池→(1:00)→高見石小屋 着