穏やかな火打山(2462m)と、男性的な険しさを持った妙高山(2454m)に笹ヶ峰から一泊二日で登る。
作成日:08/10
【1日目】
広河原→(3:10)→白根御池小屋→(3:00)→小太郎尾根分岐→(0:30)→北岳肩ノ小屋→(0:40)→北岳→(1:10)→北岳山荘
【2日目】
北岳山荘→(0:40)→中白峰→(1:00)→間ノ岳→(0:50)→中白峰→(0:30)→北岳山荘→(1:20)→八本歯のコル→(1:20)→大樺沢二俣→(1:50)→広河原
【1日目】
広河原→(3:10)→白根御池小屋→(3:00)→小太郎尾根分岐→(0:30)→北岳肩ノ小屋→(0:40)→北岳→(1:10)→北岳山荘
【2日目】
北岳山荘→(0:40)→中白峰→(1:00)→間ノ岳→(0:50)→中白峰→(0:30)→北岳山荘→(1:20)→八本歯のコル→(1:20)→大樺沢二俣→(1:50)→広河原
広河原の大樺沢出合から、野呂川に吊橋が架かっているので、これを渡る。ここから見る北岳は登高意欲をかきたてる。大樺沢の流れを見ながら、水の浸み出した所を過ぎ 右から流れ込む小沢を渡ったら、右手の小尾根に取付き、少し登った所で自根御池小屋への分岐に出る。
野呂川から北岳望む
野呂川に架かる吊り橋
白根御池分岐
自根御池小屋の分岐からコメツガなどの針葉樹林帯の急登を登ることとなる。急坂が連続するコースをマイペースで登る。傾斜が緩くなると山腹を南に進み、深い沢を横切る。
針葉樹林の登り
樹間から池山尾根
水場
傾斜が緩くなり樹林帯を抜けて、標高2100m位の等高線に沿うように巻いて行くと白根御池小屋に着く。白根御池小屋水も豊富で池のほとりにはキャン場もある。
白根御池小屋
御池キャンプ場
草滑りの登り
白根御池小屋から草すべりの急登が始まる。雨で掘られた道は歩きづらい、ジグザグの道の両脇はシナノキンバイ、クロユリ、クルマユリなどのお花畑が続く。ダケカンバの樹林帯に入っても急登が続く。森林限界を抜けるとお花畑が広がる。
つらい急傾斜
バットレスUP
森林限界のお花畑
左から大樺沢右俣コースが合流して、白根御池小屋から3時間ほどで小太郎尾根分岐に着く。吹き抜ける涼風に癒されて絶景が広がる。正面に仙丈岳、後方に鳳凰三山、右に甲斐駒ガ岳と、南アルプス北部の名峰が見える大パノラマである。
急傾斜も尾根の登る
小太郎尾根分岐
正面に堂々の仙丈ケ岳
小太郎尾根分岐から肩ノ小屋まではゆるやかな稜線で一カ所だけ岩場があり気を付ければ後は、花を楽しみながらの稜線漫歩で肩ノ小屋に着ける。肩ノ小屋の左手を抜け、急斜面を一気に登りつめる。岩の積み重なる尾根をもう一息登って、右を巻く。
小太郎分岐から北岳に向かう
肩ノ小屋
北岳山頂へ
岩の積み重なる尾根をもう一息登って、そのまま稜線の右側をトラバースぎみに行き、左にわずかに登り返すと北岳山頂。足元から切れ落ちるバットレスは大樺沢まで600mの高度差を持ちクライマーの憧れの的。 山頂からの眺めはさすがに好展望である。
両俣分岐
北岳山頂へ
北岳 3193m山頂
北岳山頂をあとに、間ノ岳に向かう。池山吊尾根分岐点まではやせた露岩帯と岩屑の急斜面が続くので、足元の要注意。雨で岩がぬれていると特にすべりやすいので注意したい。鞍部の池山吊尾根分岐点まで下り、間ノ岳方面に主稜を直進する。縦走路の東斜面は高山植物がもっとも多い。岩稜帯からハイマツ帯に進めば、稜線の東側には南アルプス最大の山小屋・北岳山荘が現れる。
北岳から間ノ岳への稜線
北岳山荘に向かう
北岳山荘
北岳山荘を出発。富士山を眺めながらハイマツ帯の尾根道を進めば中白峰に着く。振り返れば堂々と構えた北岳が眺望できる。間ノ岳まで稜線の西斜面を進む。
中白峰に向かう
振り返ると北岳が
中白峰から間ノ岳に向かう
間ノ岳まで稜線の西斜面を進む。登り返して岩峰を通過すれば平坦な間ノ岳山頂だ。山頂で展望を楽しんで北岳山荘まで戻り、往路は八本歯を下山する。
北岳山荘分岐点から巨岩が堆積した斜面が続く。さらに垂直の木のハシゴを下りた地点が八本歯のコルだ。八本歯のコルから左に派生する尾根を下る。小さなハシゴが続き、ハイマツの根が張り出ている。
八本歯コルに向かう
丸太の足場
梯子が連続
北岳山荘分岐点から巨岩が堆積した斜面が続く。さらに垂直の木のハシゴを下りた地点が八本歯のコルだ。八本歯のコルから左に派生する尾根を下る。小さなハシゴが続き、ハイマツの根が張り出ている。
八本歯コルに向かう
岩稜のトラバース
八本歯のコル
八本歯沢の源頭は湿った岩屑が多くすべりやすい。大樺沢上部はバットレス側からの落石もあるので注意しながら下る。バットレスから清冽な水が流れる沢を横切り、大樺沢左側の登山道を下って広河原に下山。
八本歯のハシゴ
見上げるとバットレスが
二俣分岐