飛騨木曽川国定公園を通る歴史街道「中山道」と木曽川沿いの風光明媚な「日本ラインロマンチック街道」の美しい自然の中を歩き猿豚城跡(城山)への登山を楽しむ。
2021/12/11

猿啄城・栗栖の渡から

 日本ラインうぬまの森公園から出発。うとう峠一里塚の塚を通り過ぎて森の中へ。

岩屋観音(中山道)

出発の日本ラインうぬまの森

うとう峠に向かう

 中山道は新たに敷かれた石畳の道で、よく整備されていて歩きやすい。山間の林をうとう峠に向かう。

うとう峠一里塚

石畳の道が続く

作業道との分岐

 ずっと下りが続くが途中に作業道の分岐があり石畳に沿って行く。やがて「うとう峠」に着く。ベンチも設置がされ小休止をする。

うとう峠

ダートの道となる

森を抜けて高山線隧道へ

 森を抜けると、目の前に木曽川と山々の開放的な風景が広がる。高山線の隧道を抜けて県道207号線に出る。県道に沿って進むと岩屋観音堂入り口に出会う。

県道207号線沿いベンチ

岩屋観音登り口

栗栖の渡しから

 貞亮3年(1686)取組(現坂祝町)の人たちが栗栖の最北端「古渡」との間に開始した渡船が尾州と美濃、飛騨をむすぶ交通の要所となり、船着場は「勝山湊」と呼ばれ、各地から集まる年貢米や燃料、建築材などが尾州方面へ送られていた。各地へ出る旅人にも利用されていた。

岩窟の岩屋観音

 そそり立つ岩窟に鎮座する観世音。中仙道の旅人たちにも厚く信仰されていた。観音堂の造りは、桧皮茸の入母屋造り、建築年代は、19世紀始めと推定されているとのこと。

岩屋観音

巌谷坂の碑

城山のトンネルを抜けるキハ25系

 岩屋観音から岩山をトラバースするように切り開かれた道を東に進む。途中で城山トンネルを出る高山線キハ25系車両と遭遇。県道207号に出て猿豚城跡(城山)の登山口に着く。

紅葉と見下ろす木曽川

猿啄城登山駐車場より猿啄城

猿啄城登山口

 猿啄城駐車場から北に少し進むと登山口の看板のある。林道から左に折れて赤い橋を渡り、神社(北野天満宮・御嶽大黒天)の間を通って階段を進んで行く。階段状ののつづら折の道を登り高度を上げてゆく。

神社

猿啄城に向かう

ジグザクの急登を登る

 やがて分岐に出会い、左のやや緩やかなルートを登る。少し登れば、岩に刻まれた不動明王の石仏に出会う。

山頂まで400m


不動明王

白河神社の碑

 石垣に鎮座する白河神社を過ぎれば、猿啄城展望台は近い。一気に開けて大展望が得られる山頂に着く。
 

猿啄城山頂

展望台

西ピーク(H300m)から猿啄城

関の町と遠望に高賀山

猿啄城から見下ろす木曽川の眺めが絶景です。

猿啄城から見下ろす木曽川の眺めが絶景です。