大杉峡谷は近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷、清津渓谷とともに日本三大渓谷、日本の秘境百選の一つにあげられています。また、峡谷を流れるのは日本一の清流とされる宮川の上流。七つの滝と11本の吊り橋を越えて原生林を行く見どころの多い峡谷です。
2017/06/15
宮川第三発電所
大杉峡谷の登山口は宮川第三発電所の裏手に入るとすぐ太い鎖付きの岩棚道となる。
大日嵓
大日嵓の中腹をコの字形にえぐってつくった道である。ところどころ岩の間から水が滴り落ちて濡れているので要注意。
大日嵓吊り橋
大日嵓吊橋、能谷吊橋、地獄谷吊橋と渡るうち京良谷出合に着く。出発して1時間あまりです。
千尋滝
水越谷出合をすぎると、ほどなく千尋滝前休憩所に着く。千尋滝は扇を半開きにした形の岩の斜面を流れる華麓な滝である。高さ135m、大杉谷中で最高の落差を誇る。
エメラルドグリーン
千尋滝からシシ淵間は崖崩れが起こりやすく、崩壊地を巻いていくので危険が大きい。足元に注意して進む。
シシ淵とニコニ滝
シシ淵とニコニ滝は静と動のみごとな調和を見せている。平等嵓も奇観である
ニコニコ滝
大杉峡谷でも1・2を争う秘境ポイントです。清流でコーヒータイムです。
平等嵓
シジミ淵からしばらく行くと平等嵓の吊り橋がある。吊り橋から見上げる平等嵓は絶壁で奇観でもある。
桃の木山の家
平等嵓の吊橋を渡りしばらくすると、桃ノ木山の家に着く。出発して所要時間が4時間20分ほどとなる。
岩切道
七ツ釜滝から垂直の岩壁をくりぬいた道となり、一段と注意が必要となる。特に下りで事故が多発している。
岩場
道幅は広いものの、急な岩場なので鎖を握りながら渡る。
七ツ釜滝
桃ノ木山の家から七ツ釜滝展望台まで30分。7段で落差120mあり日本の滝百選に選ばれた滝に感動。
崩壊地
2014年4月の全線開通まで10年間通行止めになっていた七ツ釜滝~堂倉滝のエリアの崩壊地。
光滝
隠滝から坂道を降り、開けた場所に出ると、左側の奥まった所に落差40mの光滝が見える。
隠滝
隠滝吊橋から、狭くなった渓谷を一気に水が流れ落ち、迫力ある隠滝。
堂倉滝
平坦となり光滝、隠滝、堂倉滝と名瀑が続く、堂倉滝は低いながら堂々たる風格です。
堂倉の吊り橋
堂倉の吊り橋から眺める堂倉滝は堂々たる風格で大杉峡谷の名瀑の一つです。
粟谷小屋
堂倉滝から離れ、岩の多い尾根を登り林道を横切ってすぐの階段を登ると粟谷小屋へ着く。