湖南平野部を眼下に置く城!!

 小堤城山城は城周辺の峠道は蒲生郡から甲賀郡へ抜ける間道として利用されていた。城主は六角氏家臣の永原氏とされる。鏡山山系の北端付近で、湖南の平野部を眼下に置く。南前方には三上山(近江富士)がたたずむ。小堤山城探訪後、三上山に登頂する。
 探訪日2020/03/25

城山
城山

西ゲート駐車場園内を東へ

 希望ヶ丘文化公園西口から園内を西に進み始めての辻ダム湖川の橋を渡り案内板に沿って遊歩道を登る。

案内板で城山へ

遊歩道を進む

登城の山腹入り口

 遊歩道を630m、標差44mほど登ると登城の山腹に入る。道のわきにはスミレが咲きミツバツツジも満開です。

道沿いにはスミレが咲く

ミツバツツジが満開

急な木階段

 山腹に入って330m、標差65mほど涸れ沢沿いに登り木階段を登りきると古城山との分岐に着く。左に折れてすぐに曲輪が確認できる。

城山と古城山の分岐

(28) 曲輪

(25) 城山直下の曲輪

 分岐からいくつかの曲輪が確認できる。城山直下の曲輪からの登りは岩場の急登でフイックスロープを使って登ほどです。

(26) 曲輪

岩場の急登

(25)から岩場の急登

 25番の曲輪を過ぎると岩場の急登となる。フイックスロープを使って登る。城山直下には、曲輪のの東側の切岸には高さ1.1mほどの石垣が構築されている。ここを登りあがると城山山頂。

城山直下・切岸の石垣

石垣が散見される

郭の城山山頂

 城山山頂曲輪は広く南に三上山が望める。曲輪 から北に下りると曲輪 がある。

城山から望む三上山

郭上の石垣

 曲輪(城山山頂)から北へ下りると曲輪がある。曲輪かの西側に平入の虎口があり、曲輪(主郭)とつながっている。曲輪の北は堀切をはさんで曲輪があり東側の切岸や北側の堀切への突出部、曲輪北側の堀切への突出にはそれぞれ石垣が築かれている。

II郭北東部石垣

郭の曲輪の石垣

郭の曲輪の石垣

登り切ると主郭(郭)

小堤城主郭(曲輪

主郭北東の堀切

 三上山(みかみやま)432mは、滋賀県野洲市三上にある山で三角錐の美しい稜線で「近江富士」として知られている。山頂までの登山道は、御上神社側から表登山道と裏登山道の2ルート、近江富士花緑公園側から1ルート整備されている。今回は、裏登山道から登り表道を下る登山。

登山日:2020/0325

三上山(近江富士)

妙見堂跡

 妙見堂跡前に5~6台ほどの駐車場がある。ここからイノシシ策開閉口を入り、すぐに表裏道の分岐があり裏道ルートから登る。しばらくヒノキ林の整備された道を登る。

イノシシ策

表裏道の分岐

ゴロ石と根っこの道

 登山口からスギ林の中を20分ほど登ると雌山( めやま)との分岐の打越に着く。右の折れて雌山に立ち寄る。雌山まで往復15分ほど。

打越

雌山

ミツバツツジ

 雌山から打越まで戻り山頂に向かう。登山道は、ゴロ岩と根っこの道を登る。やがて急登となり大岩を左に見て登ると姥の懐に着く。

打越

大岩

姥の懐

 姥の懐に立ち寄る。足元が狭い所を登ると大きな岩穴が現れる。天保一揆の時、江戸幕府検知役人市野茂三郎らがこの岩かげに逃げ隠れたといわれています。

姥の懐分岐

姥の懐への道

岩場

 姥の懐から山頂に向かうと岩場の急登になる。太いロープが張られている。ここを登り上がると間もなく祠のある山頂に着く。山頂には磐座と見晴らし台があり飯道山から比叡山にかけての山並みが一望できる。

木階段

三上山山頂の磐座

遠望に比叡山
遠望に比叡山

手すりのついた岩場

 山頂で展望を楽しんだ後、表道を下る。手すりのついた岩場の急斜面で転倒要注意です。ヒトツバ群落や大岩を下っていくと割岩に出る。

三上山山頂部

岩場の急降下

割岩

 割岩はリュックを背負っては通れない。ヨコ歩きでやっと通れるほどです。割岩を抜けるとゆったりとした下りとなり、やがて中段の道分岐に出る。

割岩の中

割岩を抜ける

表道を中段の道分岐へ

 中段の道分岐を左に折れて山腹をトラバースするように裏道と合流して裏道の往路を下山する。

中段の道分岐

裏道との合流