平家岳は、福井県和泉地区(旧和泉村)の南、岐阜県境に周囲の山々をぬきんでてそびえる大きな山。九頭竜ダム湖に注ぐ面谷川の源流域となっている。南側の岐阜県側は板取川の源流です。面谷川を遡り面谷鉱山跡から西側の尾根にとりついて山頂にいたる。平家の落人伝説の山。
登山日:2019/06/18
面谷鉱山
山名の由来は越中・加賀国境の倶利伽羅峠の戦いに敗れた平家軍の一部が山中に潜んだとの伝承があり、それが山名の由来になっている。登山の入り口となる面谷鉱山は、銅が産出されていたが、1922年(大正11年)閉山されて、その後廃村となった。
面谷鉱山の終焉
登山口への道
登山口の案内板
沢を数回、横切りながら登ると滝に出会う。この滝の前を渡渉して進む。
面谷に沿って行く
渡渉
尾根の急登
尾根に入ると急登になる。途中、桧の大木に出会えたり、展望あったりで、変化に富んだコースで巡視路分岐に着く。
ヒノキの大木
巡視路分岐点
遠望に荒島岳
巡視路に合流して、ブナ林の中を行くと、送電線の鉄塔に出合う。オブジェのような枯木や、株からいく種類もの草木が生えている木がある。
沿道の花
P1312への稜線
鉄塔付近から別山(白山)
白山ががよく見える1338m地点をすぎて、小平家鞍部から大下りになり美濃平家との分岐に出る。
平家岳への尾根
平家岳に続く道
平家岳への道
大下りを下り、最後の鉄塔から県境に出て、美濃平家へのびる巡視路と平家岳への分岐に着く。分岐を右にとり井岸山から福井県側に下り、鞍部から登り返すと平家岳山頂だ。
美濃平家との分岐
井岸山
平家岳最後の登り
平家岳山頂
平家岳山頂から別山(白山)
平家岳山頂から別山(白山)
■コースと時間
面谷登山口→(1:10)→巡視路分岐→(0:55)→1338m地点→(0:30)→美濃平家分岐→(0:25)→平家岳