大船山は、岐阜県の最南東端の恵那市上矢作町に位置する山で、三河湾に注ぐ矢作川の源流をなしている。山頂の大船神社へつながる参道の松並木。かって岩村城のお殿様が大船神社参詣のために、作らせたといわれる道の両側のアカ松の古木がえんえんと続いている。
大船神社参道口
恵那市上矢作町の町民プールの下に駐車場がある。登山道は東美濃農協の上村支店東側に鳥居のある大船神社参道が登山口となる。階段を登り数分ぐらいで稲荷神社との分岐に出る。大船山には右を行く。
アカマツ並木
アカマツは樹齢180年とも言われる
穏やかな尾根道
ほうでん辻
登山道は広く全体に緩やかだ。尾根か細くなったところで、勘覺霊神の石像と出会う。ここで横から来ている道と合流する。周りの植林はよく手入れがされている道です。
勘覺霊神の石像
勘覺霊神の石仏
尾根の松並木
さらに尾根を行くと、中電上村発電所の水槽に出る。水槽の少し手前で、右上に登る階段状の道がある。上がると南斜面が伐採してあり、展望が良い。
上矢作町の集落を見下ろす
石仏の道
蝮岩
中電上村発電所水槽から林道を行くと、すぐに左斜面に登山道が現れるが、またすぐに林道と合流するので、どちらを行っても良い。登ると西国三十三観音がある。やがて林道が三叉路となり、正面の山道を登る。少し登るとまた緩やかな道だ。相変わらず松並木が続く。
林道出会い
大船神社標識を過ぎると急登となるが、すぐに広場のような林道出会い場所に出る。ここまで車で入ってお参りする人もいるようだ。この道路は、大船牧場、荒峰山へと通じている。道路が大きく湾曲しているところからは神社への登りだ。ここから大船神社までは10分ほどで着く。
大船神社へ
大船神社本殿
本殿の彫刻
本殿の彫刻は県の文化財に指定されている。神社の左手には弁慶杉がある。樹高40m、周囲13.6mで堂々たる杉だ。全国の杉の中で7番目の太さとのこと。松並木と共に県の天然記年物に指定されている。
弁慶杉の横には長命水
三町に向かう
三等三角点の大船山頂
上矢作風力発電
コースと時間
登り:駐車場(8:25)⇒登山口(8:28)⇒石塔(9:02)⇒発電送水管(9:28)⇒林道三叉路(9:43)⇒広場(10:08)⇒大船神社(10:20)⇒山頂(10:46)