清流長良川の畔、旧郡上街道沿いには多くの名所、旧跡が残り、街道を散策すると安らぎのひと時を味わえる。今回は、美濃市立花地区探訪と高山登山。

大きく湾曲した長良川

 長良川と板取川との合流地点に入ると立花地区となり、六角堂(四等三角点)とウルシ洞(四等三角点)に阻まれて大きく湾曲して蛇行を繰り返して美並町勝原地区に入る。立花地区には、湯之洞水路橋はじめ登録文化財の長良川発電所、などの見どころもある。ここを散策して高山に登る。

 

赤レンガ造りの発電所

 立花の国道156号線長良川に架かる立花橋を右岸にわたると右手に赤レンガ造りの建物がありここが長良川発電所。

立花橋

 長良川水系では最も古い発電所で、完成当時はわが国2番目の規模を誇っていました。本館は赤煉瓦造。正門の煉瓦造の門柱や外壁も当時のままで、鉄製の扉には中電のロゴマークがあしらわれています。

明治43年当時の名古屋電燈(株)

展示されている水車と発電機

赤レンガ造りのモダンな建物

湯之洞水路橋

 長良川発電所の導水路に設けられた、煉瓦造の5連アーチ構造の水路橋。シンプルなデザインながら、イギリス積みの赤煉瓦が美しく、登録文化財に指定され、現在も使われている。

湯之洞水路橋水路

湯之洞水路橋水路

鹿苑寺観音堂

 約800年前、比叡山の僧覚阿が巡錫の途でこの付近の景色が中国の廬山に似ているとのことで、廬山大悲院という名の寺を建立したのがはじまりとされている。また、山上にあったため、参詣にも管理にも不便として大正5年に鹿苑寺境内へ移築された。これが現在の鹿苑寺観音堂だそうだ。

廬山 鹿苑寺

江戸時代に拓かれた立花湊

佐ヶ坂の馬頭観音

地蔵堂(六角堂)・高山登山口

鹿苑寺観音堂

 昔から立花六角堂として有名なこのお堂は、旧郡上街道の地蔵坂峠にあり、村の繁昌と旅人の安全を守る地蔵堂であった。美濃市内最古の建築といわれています。また国の重要文化財として指定されている。

立花地区と長良川を見下ろす

 六角堂から尾根を西方向に登て行くとすぐに四等三角点の六角堂にでる。

四等三角点の六角堂

尾根を右に折れて登る

尾根上の鉄塔

母野洞方面への分岐

西方面に南アルプス

高山々頂

立花橋と遠望に美濃の古城山

遠望に御岳山

遠望に御岳山

下山は往路途中鉄塔付近から湯之洞へ

湯之洞登山口に下山

下山口からすぐに湯之洞谷水路橋