REPORT
鷲ヶ峰 1,798m
鷲ヶ峰は霧ヶ峰高原の西端にあたる山で、山名の由来は定かではないが、西山麓の諏訪湖方面から南北に延びる稜線の形が鷲(わし)が羽を広げているように見えるからとも言われているとか。山頂から北に続く稜線は和田峠に落ち込み、さらに美ヶ原高原まで続いている。
[ヒュッテ・ジャヴェル
]
諏訪からビーナスラインに入り、沢渡のカーブの道脇を東に入るとヒュッテ・ジャヴェルがある。詩人・尾崎喜八氏が命名した、「霧が峰の沢渡りの林間に立つ瀟洒なヒュッテ」に着いた。宿の名「ジャヴ(Javelle)」は、19世紀フランスの登山家であり、著述家であったエミールジャヴェルに由来しているとのことである。
[ビジターセンター前駐車場
]
ヒュッテ・ジャヴェルの沢渡から八島湿原に向かうと八島ビジターセンターがあり、ここの駐車場から鷲ヶ峰に登る。ビーナスラインの冬季期間はここから先は通行止めとなる。八島ビジターセンター脇の隧道を通り八島湿原展望台に向かう。
鷲ヶ峰登山口の案内板がある。スノーシューを装着して、ここから最初の小ピークを目指す。途中に八島湿原方面の分岐道標があるが直進する。ここ分岐から500mぐらい標高差110mほどの直登が始まる。やがて稜線南端の小ピークに辿り着く。振り返ると、八島湿原の全容が眺望出来て、遠望には富士山が望める。
[鷲ヶ峰・一峰
]
[富士山]
[鷲ヶ峰・二峰
]
[鷲ヶ峰
]
南端の小ピークからは急登はなく、緩やかなアップダウンを繰り返し、ほどなく中央の小ピーク二峰に辿り着く。南東方面の蓼科山が良く目立ち、八ヶ岳連峰や富士山も大きく見える。ここから登山道は緩やかな下り坂となり、登り返すと鷲ヶ峰山頂に辿り着く。山頂からは、360度の眺望が楽しめる。
遠望に荒船山
山頂から東方面の遥か遠望に荒船山が確認できる。秋の紅葉が懐かしい山です。
浅間山を望む
北東方面に浅間山が望める。山頂付近に雲がかかっている。
南アルプス
南方面に、南アルプスの仙丈ケ岳、北岳、甲斐駒ヶ岳が望める。
南アルプス
南アルプス(甲斐駒と北岳)
中央アルプス
中央アルプス
富士山を望む
富士山を望む
八ヶ岳の峰々
八ヶ岳