妙義山は、激しく浸食されたその特異な山容から、古来から神々の下り立つ山として、人々に信仰された山。展望が絶景の岩尾根と連続する鎖場、スリルある箇所も多い表妙義の山群の一角である白雲山の天狗岳、妙義山の最高峰は相馬岳(1,104m )です。
参道
「道の駅みょうぎ」駐車場から眺める白雲山(相馬岳)は奇岩の林立で迫力のある山容に圧倒される。妙義神社の境内を通り裏門から入山する。(上級者コース)とされたところから登る。古びた石段を上がり日陰の沢沿いと樹林帯を進む。急登には鎖がついている。やがて絶壁が現れ、左に巻きながら登って行く。
妙技神社鳥居
妙技神社で安全祈願
登山口に向かう
上級者コース登山口
岩場には鎖の整備がされている
大ノ字への鎖場
登山口から40分ほどで大ノ字の基部に着く。大ノ字の垂直の岩の前に立つと気が引き締まる。一本目の鎖の第一歩の歩幅が大きいので第一歩を超えるとホールドできる岩もあり問題なく登れる。大ノ字の立つ岩頭に出る。眺めは言うまでもなく絶景です。
大ノ字岩頭
大ノ字から見下ろす
大ノ字から奥の院に向かう
奥の院
直登の岩場
垂直の鎖場
大ノ字を下りて、途中から「辻」の中間道との分岐に出る。石の上級者コースへ入って行く。頭上に岩塊が覆い被さってくる。奥の院は両側が切り立った岸壁の奥にある。垂直の岩場で50mほどの三連の鎖を登る。途中で曲がっていて上部は見えない。(難易度は・・・劔の「たてばい」を感じさせます。
直登の岩場の棚に
直登後の棚をトラバース
奥の院の難所を超えて、次のクサリ場
幾つかのクサリ場
見晴らし台
見晴らし台からの絶景
狭い岩間を登りあがる
ビビリ岩
見晴らし台からまもなく垂直の鎖、ビビリ岩である。ここは一枚岩になっており足掛かりも浅いために滑りやすい岩です。
背ビレ岩
鎖場が連続する岩のヤセ尾根を進むと白雲山の山頂へ出る道がある。玉石を巻き大のぞきに向かう。
玉岩
オーバーハングした岩頭
玉石を巻き南面に突出した岩の大のぞきのピークに出る。「御嶽三社大神」の石碑が立っている。大のぞきのピークから これから臨む天狗岳が切り立って見えて高度を実感する。
大のぞき
大のぞきからの展望
大のぞきから天狗岳の岩峰
天狗岳から「大のぞき」を望む
「大のぞき」から天狗岩に向かう。北面を下る難所のキレットがある。何本かの鎖をおりた先が滑り台状の岩で覗いても着地点が見えない長い岩場を下る。
長い長い鎖場。鎖がついているものの岩場の凹凸が少ない。1ピッチごとにスリップしないように下り立つ。
キレットをよじ登って切り立った天狗岩へ
天狗岩への登り
天狗岩
第二見晴から見た天狗岩
天狗岩から相馬岳には、いったんタルワキ沢分岐に下ってから登るり返して上がると相馬岳。
タルワキ沢分岐
相馬岳への案内板
相馬岳
相馬岳から裏妙義
相馬岳から裏妙義
帰路は、タルワキ沢を下山する
大きなゴロ岩が多い
帰路はタルワキ沢。きつい涸れ沢の下りだが、矢印も多く岩場の危険箇所には鎖も整備されいる。気を抜かないように注意が必要。
カエデが多く紅葉時期は
新緑が奇麗です。
中間道との合流地
大黒の滝
第二見晴
道の駅に下山
道の駅に下山
■ルートマップ
■所要時間
妙義山駐車場(6:02)→登山口(6:18)→大の字(7:12/7:30)→辻の分岐(7:47)→奥の院(7:53)→見晴(8:26)→ 玉石(8:43)→大のぞき(9:06/9:15)→天狗岩(9:51/9:53)→タルワキ沢分岐(10:11)→相馬山(10:30/10:47)→タルワキ沢分岐(11:00)→中間道(11:47)→第二展望台分岐(11:54)→大里滝(12:03)→第一展望台分岐(12:05)→ 妙義神社(12:25)→妙義山駐車場(12:20)
■石門巡り
駐車場(13:32)→登山口(13:38)→第一石門(13:49)第二石門(14:00)→第四石門(14:20/14:32)→見晴台(14:41/14:45)→中之嶽神社(14:58)→駐車場(15:05)