信濃富士とも呼ばれ、北信五岳の一座に数えられる妙高山。

赤倉温泉

 赤倉温泉は、妙高山の山腹に位置して、江戸時代の湯治場として知られている。ここで前泊して、登山口である燕温泉に向かう。

燕温泉

登山口

 黄金の湯

 燕温泉から北地獄谷のルートで登る。北地獄谷の南斜面を歩く道は温泉施設管理のために常時補修されさている。切り立った斜面の巻道を登る。麻平から来た道は湯道分岐で合流する。

向かう妙高

山腹を進む

光明滝

 右手に地獄谷へ流れ込む光明滝を眺めながら麻平から来た道は湯道分岐で合流する。温泉の源泉施設がある分岐点は、硫化水素の匂いが漂い、沢底も淡黄色だ。

 源泉

麻平分岐(湯道分岐)

 胸突き八丁へ

 湯道分岐からは、沢の流れを右に見ながら上流へ歩く。沢沿いにしばらく行くと胸突き八丁の手前で左に折れる。沢底を離れ、妙高山の外輪山のひとつである前山の北斜面を登りはじめる。これが胸突き八丁の登り。斜度は急だ。木の根をつかみ岩をよじ登りながら、高度を上げる。急登を終えて前山の西尾根に出ると天狗堂に着き、赤倉温泉から来る登山道と出合う。

 胸突き八丁

天狗堂

光善寺池

 天狗堂からしばらくはのんびりした尾根歩きが続く。やがて左に見えてくる池塘が光善寺池。さらに200mで風穴に出会う。盛夏でも岩の隙間から冷たい空気が吹き出る。

ダケカンバ

風穴

岩場

 風穴から再び斜度はきつくなり、樹林の尾根道を登る。九合目の道標で視界がいっきに開け、奥信濃の野尻湖も見えてくる。この先で道は岩場となる。岩盤にステップが刻まれた鎖場にさしかかる。太い鎖とロープで確保をとり登る。

鎖場のトラバース

野尻湖方面

岩場が続く

前方に南峰が

山頂直下の岩場

最後の登り

妙高山南峰(2545m)

 南峰から北へ、巨石の問を縫うようにして尾根をたどる5分ほどで、三角点が置かれた北峰山頂に着く。

巨岩の日本岩

妙高山北峰(2446m)

■ルートマップ