北八ヶ岳というシラビソやコメツガの森を連想するが、その中にあって天狗岳は唯一の例外です。樹林帯から飛び出した白い双耳峰は、岩場もありちょっとしたアルペン気分を味わえる山。
登山日:03/19・20

渋川の橋

 渋ノ湯の渋御殿湯から登ります。渋川を渡り、高見石への左の道をやり過ごして、樹林帯をジグザグにシラビソの森を登っていき黒百合平へ。登山道が硬くなって滑りやすいこともあるので、アイゼンをつける。緩やかになると、八方台分岐となる。そこから約30分ほどで唐沢鉱泉への分岐に出る。

 ハ方台に向かう樹林帯

 八方台分岐

渋川の橋

 唐沢鉱泉への分岐から雪の積もったシラビソの森を進む。唐沢鉱泉分岐から1㎞ほど樹林帯を進が森が開けると広々とした平坦地になり、まもなく黒百合ヒュッテに着く。初日はゆっくりと登ってここで宿泊です。

天狗ノ奥庭のピーク

黒ユリヒュッテ

双耳峰の天狗岳

双耳峰の天狗岳

中山峠

 ヒュッテから10分弱で中山峠の十字路に着き、右折する。峠を出るとすぐに樹林は開け、展望がよくなる。左側は天狗岳東壁になるので、あまり近づきすぎないように注意。一部急な雪の斜面があるが、しっかりとアイゼンをきかせピッケルを使用して登る

峠の樹林帯

急な雪の斜面

急斜面

 急な雪の斜面な登りきると頂上かと思わせるピークがあるが、これは天狗ノ鼻の岩峰で、これを右から巻いて行く。天狗ノ鼻岩峰の下りの斜面がクラスト状の時があり要注意です。岩稜をつめ上げたところが頂上になる。

天狗の鼻

岩場を回り込む

西天狗岳

東天狗岳

硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳

硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳

北アルプスの峰々

北アルプスの峰々

東天狗から西天狗岳

山頂から南アルプス

所要時間

一日目
渋の湯→(0:50)→八方台分岐→(0:30)→唐沢鉱泉分岐→(1:10)→黒百合平
二日目
黒百合平→(1:30)→東天狗岳→(1:10)→黒百合平→(1:50)→渋の湯