稲子湯から本沢温泉で一泊をして硫黄岳に登る。
コースタイム 5時間40分(登り時間)
登山日:01/25
稲子温泉旅館に車を止めてAM9時15分に出発する。白駒林道をショートカットしながら整然と幹が立ち並ぶカラマツ林を進む。屏風橋を過ぎてこまどり沢に沿って登っていく。
登山口から1時間40分ぐらいで、こまどり沢に着く。積雪が少しずつ増してきた。路面の凍結がひどく足を取られるスリップに注意しながら登る。ここからみどり池までは、30分ぐらいで着く。
こまどり沢からやがてみどり池に着く。池のほとりには、しらびそ小屋が建っている。池は一面に凍り、後方には背中の翼がいまにも飛び立とうとする天狗の後ろ姿が雄大である。みどり池からは、起伏の少ない原生林の道を歩く。途中、中山峠への道を見送り部分的に木道の湿地や、うっそうとした森の道を行く。凍結が多いためアイゼンを装着する。
根石岳と東天狗の間から東へのびている尾根側面から登りに転じて大きくジグザグを切って尾根に上がる。尾根の南斜面を西に横切り下っていくと林道沿いのみどり池分岐に出る。分岐を右に折れて小沢を2本渡ると本沢温泉に着く。今宵はここで宿泊です。
宿泊先から10分ほどで「雲上の湯」と名づけられた白濁した源泉の湯船がある。寒さ覚悟で衣類を脱ぎ湯船につかる。硫黄岳北面の荒々しい爆裂火口を見上げるまさに雲上の湯です。
本沢温泉から夏沢峠は標高差320mぐらいですが急登で九十九折に樹林帯を登りあがる。天気予報通りで夏沢峠に登りあがると風が音を立てていた。小屋の軒下で風をしのぎモーニングコーヒーです。
夏沢峠から森林限界を超えると風が強くなる。左側は断崖なので、視界が悪いときは近づかないよう注意が必要。大きなケルンに向かって登りケルンが過ぎると山頂は近い。山頂に出ると眼前に展望が広がる。
コースとタイム
一日目:稲子湯~(2:00)~しらびそ小屋~(1:30)~本沢温泉【歩行3時間30分】
二日目:本沢温泉~(1:10)~夏沢峠~(1:20)~硫黄岳【歩行2時間30分】
※下山は往路を下山