細久手宿は、標高430mの丘陵にひろがる宿場。宿は、西の日吉から高札場まで緩い上り坂が一筋に延び、その長さは400m余りの細長い町並みであったとのこと。今回は御嵩町の津橋から細久手宿まで。
津橋の出会
古民家を過ぎると津橋の出会
津橋薬師堂
津橋地内を旧中山道への分岐
津橋地内を旧中山道に入っていくと、藤上坂で登り坂になる。しばらくすると石垣のある山内嘉助屋敷跡に出る。江戸時代に酒造業を営んだ山内家の屋敷跡である。坂を上りいると左手には、石窟に納められた馬頭観音像がある。
津橋地内を旧中山道への分岐
津橋地内を旧中山道に入っていくと、藤上坂で登り坂になる。しばらくすると石垣のある山内嘉助屋敷跡に出る。江戸時代に酒造業を営んだ山内家の屋敷跡である。坂を上りいると左手には、石窟に納められた馬頭観音像がある。
酒造業を営んだ山内家の屋敷跡
ふじあげ坂の馬頭観音
鴨之巣一里塚に向かう
ふじあげ坂の馬頭観音から尾根筋の坂を1.1㎞ほど標差77m登ると、江戸へ93里、京都へ41里を示す瑞浪市4番目の鴨之巣一里塚にでる。急坂を上がってきた人馬や旅人たちにとっては何よりの休憩場。
旧鎌倉街道の分岐点・日吉辻
鴨之巣道の道祖神碑が立っている。道祖神は災いや悪霊を防ぎ、 旅の安全をつかさどる神とのことです。分岐は三差路となっており中央の道を行く。
秋葉坂の三尊石窟
鎌倉街道分岐から600mほど緩やかな坂を上ると道左石垣上に三尊石窟に出る。石室に祀られているのは、三面六臂の馬頭観音立像、観音座像、風化した石仏が安置されている。
三尊石窟
秋葉坂を下る
街道分岐の石標
秋葉坂を下ると西の坂分岐
日吉町地内旧中山道分岐を左に入る
細久手の穴観音
西の坂分岐から県道65号線出て東に550mほど進むと、くじ場がある。「くじ場跡」とは、駕籠かきたちが荷の順番を決めるためたむろしていた場所です。ここから450mぐらいで細久手の穴観音がある。さらに緩やかな坂を上ると細久手宿の本陣跡に着く。(標高は約430m)
くじ場跡
細久手宿本陣跡
尾州家の本陣「大黒屋」
尾州家本陣として定めたのが大黒屋のはじまり。江戸時代から営業しつづけている旅寵・大黒屋は、細久手宿の代表的存在です。
庚申堂
細久手宿の北東端(上町)にいまも祀られている庚申堂は、寛政の大火のあと、宿の厄除けとして再建されました。庚申堂の下には高札場跡がある。(瑞浪市日吉町細久手上町)標高440mと高地とになっている。
石窟内の像
細久手宿高札場
歌川広重「木曽海道六拾九次之内 細久手」のモデル地。現在は、宿場の東はずれ、東から西へ向かっての構図と想定されるとのこと。瑞浪市日吉町