蝶ヶ岳から常念岳へ、スカイライン稜線からの穂高連峰や槍ヶ岳は大パノラマです。展望の醍醐味を味わえるコンコース。
作成日:08/10

 蝶ヶ岳から常念岳の縦走は、大展望コースの旅である。ゆるい登りは何の心配もない。軽く汗ばむころ、蝶ガ岳の頂上を踏み、いつしか蝶槍の頂に立ってしまう。蝶と蝶槍の間にはお花畑がある。のんびりと穂高から槍の展望を楽しめる。

千畳敷から極楽平

 駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅から駒ヶ岳神社の祠の前を左折して、ハイマツに覆われた岩の道に入る。主稜線めざしてジグザグに登る。標高差にして300m、砂礫の尾根で、極楽平につく。

極楽平に向かう

極楽平

千畳敷から三ノ沢岳

 島田娘を越えて大きく下る。小突起をひとつ越えると急登になり、岩峰を連ねる濁沢大峰の頂に出る。

極楽平に向かう

空木岳への稜線

濁沢大峰から岩峰群を通過

岩峰を連ねる濁沢大峰の頂に出る。ここの下りも急で、滑りやすいところには固定ロープがある。

標高2536m鞍部から

鞍部から次いで灌木帯からハイマツ帯ヘジグザグに登っていく。

檜尾岳への登り

遠望には空木岳がありまだまだ遠い。

檜尾岳(2728m)

 檜尾岳で縦走路は西に折れ、大滝山岳へ向かう。

大滝山への稜線

砂礫の尾根をしばらく行くと二重山稜地形が現れる。

大滝山(2708m)

舟窪地形(二重山稜)の大滝山は 左手稜線を登って行く。

熊沢岳へ向かう

ハイマツ交じりの岩尾根に変わってくる。小さな登り下りが多い。

ハサミのような大岩

熊沢岳へ

岩場を登って少し進むと熊沢岳の山頂に着く。小休止を数r。

熊沢岳(2728m)

熊沢岳から東川岳までの間に小さなピークがいくつかある。

東川岳と空木岳

空木岳を望みながら東川岳に向かう。

東川岳

東川岳から木曽殿越に下る

東川岳から急坂を下って木曽殿越に向かう。

木曽殿山荘に着く

今日の泊まり場をこの山荘にする。

空木岳への登り

木曽殿越から空木岳までは標高差360m、1時間30分の登り。

木曽殿越から空木岳に向かう

 木曽殿越から空木岳までは標高差360m、1時間30分の登りである。頭上に見えるのは空木岳の山頂でなく、だましのピークで、真の山頂まで三つほど現れる。木曽殿山荘から大田切本谷側の岩上に沿ってジグザグに急登する。最初の岩峰までがきつい。

鋭い岩峰群

きつい登りが続く

木曽殿越から空木岳に向かう

 第一岩峰からは、その先に第二岩峰が屹立する岩稜を登り、岩溝をよじ登っていくと岩場は終わって砂の道になり、空木岳北峰に着く。 南側の岩を巻き込み、左下に空木岳駒峰ヒュッテが見えてくると、三角点のある空木岳山頂に到着する。

空木岳山頂

空木岳山頂

山頂から南アルプスを望む

山頂から南アルプスを望む

山頂から南駒ケ岳への稜線

山頂から南駒ケ岳への稜線

駒ヶ峰ヒュッテ

空木岳を振り返る(2580地点)

駒石

駒ヶ峰ヒュッテ

池山分岐

池山林道に下山

 

【1日目】
上高地バスターミナル→(0:55)→明神→(1:00)→徳沢→(1:40)→2000mの平→(1:00)→長塀山→(1:00)→蝶ヶ岳
【2日目】
蝶ヶ岳→(0:25)→横尾分岐→(0:10)→蝶ヶ岳三角点→(4:15)→常念岳→(0:45)→前常念岳→(1:30)→標準点櫓跡→(2:00)→三股→(0:15)→三股・林道ゲート