鳥倉登山口からのルートで登り、三伏峠小屋と塩見小屋と二泊して塩見岳に登ります。
山頂からの眺めは絶景で特に富士山の眺めがビューポイントです。
登山日:08/12
登山口
鳥倉林道ゲートから豊口山コース登山口まで舗装された林道を歩く。登山道はしっかりしており、カラマツに赤いペンキ印がつけられ迷うことはない。約20分も登れば支尾根に出る。左に大きく曲がり、尾根沿いに登る。左手から現在は利用されていない古い登山道が合流する豊口山コルに出る。
豊口山コル
丸太橋
[不安定な足場・北側斜面を登る]
不安定な足場・北側斜面を登る
豊口山コルから「三伏峠まで2 時間」の道標のコルからは、尾根の北側を巻くように展望のない樹林帯の緩やかな登りを行く。途中ガレ場がニカ所あり、落石には充分注意すること。このガレ場で水が補給できる。眺望が開けてくれば、塩川からの道と合流して約15分で三伏峠小屋につく。
細い斜面を通る
三伏小屋
三伏山から塩見岳
三伏峠小屋から樹林に入り、右へ烏帽子岳と三伏小屋への道を分け、左へ三伏山に登る。三伏山標高(2,615m)は草原状の山頂で見晴らしも良いところです。山頂から本谷山との鞍部に下る。やがて急坂でお花畑の間を登るようになるとハイマツが現れ展望の利く本谷山山頂に出る。
シラビソに囲まれた道
本谷山
オコジョに出会う
本谷山からは、下りが続き、結構な下りである。展望のない道と枯木の林の先で稜線から右へ巻くように権右衛門沢の源頭を横切る。自然豊かな整然とした樹林帯で、ベニテングタケにオコジョにも出会う。権右衛門岳の山腹の巻き道を行く。歩きやすいがいかにも距離が長い。
ベニテングタケ
自然豊かな森
眼前に塩見岳
ジグザグの登りが尾根上に出ると、左から塩見新道を合わせ森林限界へとび出す。左手に仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳、さらに間ノ岳・農鳥岳の展望が開ける。ここから小さな岩場を登り、小広いハイマツの尾根に出ると左下に塩見小屋が見下ろせる。また正面には天狗岩と塩見岳が大きく迫る。
仙丈ケ岳を望む
塩見小屋
塩見岳
塩見小屋からハイマツ帯の尾根道を登り尾横道が終り、右へ斜めに登って岩稜の鋭い天狗岩を高く巻くと、塩見岳とのコルに出る。ここからは不安定な岩場の登りとなるり、浮石や落石に注意しながら登る。左手の稜線に出れば二等三角点の塩見岳西峰はすぐそこである。西峰の数10m先が東峰となる。
山頂への登り
塩見岳山頂
■マップ
●一日目:林道ゲート→(1:10)→登山口→(1:30)→豊口山分岐(0:20)→三伏小屋
●二日目:三伏小屋→(1:20)→本谷山→(2:00)→塩見小屋→(1:20)→塩見岳