北アルプス唯一の活火山である焼岳を新中ノ湯ルートから登る。
登山日:08/26

新中ノ湯登山口

 新中ノ湯登山口の駐車場は最大で20台ほど駐車出来るスペースがあるがすぐに満車となってしまいまい車道に縦列駐車の列が散見され状態。新中ノ湯ルートは焼岳への最短ルートです。駐車場登山口から笹が切り開かれている道でコメツガ、ブナ、シラビソなどの樹林帯を登っていく。

急登からはじまる

コメツガの樹林

木道

 急な道で高度を稼いで行くと右にチラッと穂高が見える。又反対の大きな山は乗鞍岳のようだ。太い木が目立つ原生林に入り大木の多い樹林の中は静けさで静寂な雰囲気である。眺望は最初だけで、それ以降深い樹林の中で眺望は得られない。勾配がゆるくなって来ると、所々にベンチが作ってある。足元がぬかるんだ所もあるが、ぬかるみは深くなく余り気にはならない。

急登からはじまる

コメツガの樹林

森林限界

 登山口から1時間20分ほどで針葉樹林帯から笹が切り開かれている道で、ダケカンバ、ナナカマドなどが現れてくる。やがて2040m辺りはベンチがあり前方には山頂部を仰ぐ休憩最適地の広場に到着です。ここから数分上がった下堀沢出合いで中ノ湯ルートからの登山道と合流。下堀沢出合から山頂までは展望が開け、右に霞沢岳その左に立派な穂高岳が眺望できる。

穂高連峰が顔出し

中ノ湯新道出会

岩のゴロゴロした登り

 ようやく樹林帯から開放され、展望を見ながらの登りとなってゆく。笹の中の登山道であるが、笹がとぎれると、背丈の低い草地の中稜線を目指す登りとなってゆく。カール状の景色の良い所を噴煙を目指して登る。深い沢沿いに付けられている道は、樹木の背は低く山頂方面を見ながら登って行く。 ベンチ2から一時間ほどで北峰と南峰の稜線鞍部に着く。

稜線鞍部

焼岳の岩峰

火口湖

 稜線のすぐ横の岩からは噴煙が上がっている。稜線鞍部から直ぐ下には火口湖が見える。稜線鞍部から噴煙を上げる岩の横を通り抜けて登った先が、焼岳小屋からの道との合流点と出会う。

噴気をあげる噴火口

噴煙を上げる岩場

焼岳小屋の合流点からは最後の岩の一登り。途中でゴーゴーと噴気をあげる噴火口のすぐ横を通り抜けて岩を登ってゆくと頂上に出る。

なだらかな山頂は中央に焼岳の看板がある。頂上からは、360度の展望で、穂高連峰、槍ヶ岳がよく見える。今日は3,000mの稜線の頂部はガスに包まれた状態だ。

山頂から穂高連峰方面

山頂から穂高連峰方面

山頂直下の噴口

山頂直下の噴口

 

コースタイム

新中ノ湯ルート登山口→(1:35)→ベンチ2→(1:10)→北峰・南峰コル→(0:20)→北峰山頂→(0:20)→北峰・南峰コル→(0:50)→ベンチ2→(1:20)→新中ノ湯ルート登山口