唐松岳頂上山荘をあとに主稜線を南に進む。牛首はヤセた岩稜帯でクサリが固定された難所。浮石に注意して通過。岩稜を下り切った小さな鞍部から大黒岳の黒部側を巻くようにして通過し、大黒岳と白岳の最低鞍部まで下る。

　五竜山荘にザックをデボしてサブザックで五竜岳を往復。初めルートは稜線の黒部側を巻くようにして登っていく。ゴロゴロした石が多い。先には露岩の斜面が現れる。

　稜線上の小さな岩峰の下を回り込むようにして道は稜線に出る。信州側は足元から切れ落ちた崖になっている。G2の正面には山頂直下の岩壁が立ちはだかっている。左側から岩場に取り付き、登っていく。鎖のついた岩場を越えると頂上はすぐだ。

　山荘を後に白岳へ登り返して、遠見尾根の下山コースに入る。白岳から派生した尾根からハシゴやクサリ場をて、西遠見尾根に向かう。やがて草や灌木に囲まれた西遠見ノ池が現れる。五竜岳と鹿島槍ヶ岳が素晴らしい眺めだ。灌木帯の尾根道を下って大遠見山へ。