高賀三山の一山で矢坪ヶ岳(873m)から今淵ヶ岳(1048m)の縦走です。板取川の和紙の里・蕨生(わらび)の明神神社から登る。

ルートマップ

 矢坪ヶ岳の登山口である蕨生地内の明神神社まで車で入り道路右側の空き地に近所の人に承諾を得て駐車する。舗装道はここで終わりそのまま登山道となってヒノ木林に入る。

明神神社

登山口

誕生山・天王山

 涸れた沢を渡り、山腹に取り付く。古い踏み跡があるが山腹から尾根伝いに登る。常緑樹の急斜面を登りやがて見晴らしの良い、かっこうの松のあるところに出る。急斜面を登ってきた眼下に小さく蕨生の集落と板取川が眺められる。また遠く誕生山、天王山を眺めることが出来る。

急登が続く

ササの尾根

ゴロ岩の登り

 ここ展望地から更に急登が続き小さな岩稜を過ぎやがて右に折れ最後の急登で、三等三角点の頂上に出る。電波反射板は撤去されている。眺望は残念ながら灌木があり期待できない。

大松

三等三角点(点名:矢坪岳)

ササ尾根

 矢坪ヶ岳から今淵ヶ岳には北の稜線沿いに低いササのある道を進む。道は細くなるが稜線通しでわかりやすい。所々に白や、赤テープなどの目印があり注意していけば問題ない。

一面がササ尾根

平坦な尾根が続く

ササ尾根

 しばらく緩やかに下っていき、P874あたりで一度大きく下って上り返す。P908から少し登ったところで右に道が曲がっているところがあるので注意したい。ササの広々としたところで方向を間違いのないように目印に注意をして進めばP985の尾根筋になる。

ササ平原

ササ平原が続く

P985を通過

 ここからササの背も高くなりやや藪コギとなり今淵ヶ岳の山頂(三等三角点)に着く。山頂からは北東方面のみ潅木が切り開かれており片知山から瓢ヶ岳が望める。

今淵ヶ岳山頂

矢坪への尾根

鉄塔からの展望

 今淵ヶ岳から瀧神社への下山は山頂から西側の尾根に通じる道に進む。ササのある急斜面を下っていく途中にヤセ尾根となり見晴らしの良いモミの大木地点に出る。さらの尾根伝いに下っていくと150号送電鉄塔にでる。ここから樹林のジグザグの道を下り、左にカーブしながら小さな流れを2度横切りよく手入れされたスギの林を下りると未舗装の林道にでる。未舗装の林道を蛇行して下ると瀧神社の社務所前に出る。境内から参道の階段を下ると舗装の林道に出る。

沢の渡渉

瀧神社

■マップ

 
 
 
蕨登山口~(1時間35分)~矢坪ヶ岳~(1時間20分)~今淵ヶ岳~(1時間10分)~滝神社駐車場