紅葉が楽しめる笙ヶ岳

 濃尾平野で養老山地の最高峰である笙ヶ岳。主稜からから西に派生する山稜上に位置する。11月中旬から12月上旬に紅葉の見頃を迎える。山全体が赤や黄に染まり、モミジやカエデの鮮やかな紅葉が楽しめる。

 有料駐車場の料金所から公園内の紅葉を楽しみ養老の滝に立ち寄る。高さ30m幅4mの名瀑。「滝の水が酒に変わった」という孝子伝説で知られる。滝を楽しんだ後、笙ヶ岳に向かう。

色鮮やかなモミジ

山腹の紅葉

栗ノ木平

 林道はこの堰堤の谷を九十九折りに登っている。林道はヘアピンカーブとなりさらに進むと堰堤にでる。右に折れて行くと広い栗ノ木平に出る。ここからの犬谷(点名・838m)の尾根が紅葉で美しい。ここから林道を3回ほど折れ曲がって行くと林道右横の山腹に上がる旧道入り口の案内板がある。

紅葉の道

 旧道入り口の案内板から少し進むとベンチがある。ここから落ち葉を踏みしめて自然林におおわれた紅葉を楽しめる素敵な空間である。

旧道登り口へ向かう

落ち葉と紅葉の道

紅葉が美しい

癒しの道

 林道と離れていきなり急登を登る。落ち葉を踏みしめて登り上がって進むと紅葉の美しいもみじ峠に着く。落ち葉が敷き詰められた自然林の風景は癒される場所である。左に折れて少し進むとベンチがある。ここから落ち葉を踏みしめて自然林におおわれた紅葉を楽しめる素敵な空間である。

癒しの道

 

もみじ峠

 癒しの峠

 もみじ峠から豊かな自然林の谷を下って行く。いつのまにか沢の流れが顔を出し、流れに沿ってところどころにかなりの樹齢のみごとなスギの木が立っている。右岸の山腹をへつると、大洞谷右俣分岐点に出る。

山間は紅葉一色

谷あいを大洞谷へ

大洞谷を渡渉する

 大洞谷右俣分岐点を右折して山腹の滑りやすいトレースをへつり、対岸から支沢が合流する地点で左俣の流れに下りる。このあたりは踏み跡がみだれているが案内板があり、笙ヶ岳へは流れを渡り、下流へ戻るように右岸の急な山腹をトラバースして行く。

大洞谷を渡渉する

 しだいに傾斜が増してくると、炭焼窯跡が散見される源流のブナ林をジグザグに登り出す。

山腹を巻いて笙ヶ岳へ

炭焼窯跡

紅葉のトンネル

 稜線の鞍部に出ると眺望が広がってくる。急な稜線をひとがんばりで、四等三角点が埋められた笙ヶ岳頂上に着く。

笙ヶ岳に向かう

山腹を尾根へ

落ち葉を踏んで山頂へ

山頂付近は落葉している

笙ヶ岳山頂