登山口は駐車場前の林道を横断して西台山から派生する尾根端から本巣市と揖斐川町の境界に沿って登る。登山口に入ってすぐに右に道を取る。

　西台山までは小ピークを三つ越えていく。ササや雑木をわけて疎林へ出ると最初のコブだ。左手は植林されている。続いてひと登りすると第二のピークに出る。伐採地へ出ると展望がひらける。伊吹山から虎子山、貝月山、鎗ケ先、である。足元には可憐に咲くイワウチワの花が迎えてくれる。

　第二のピークをくだると鞍部にでるがここにはヌタ場もある。三つ目のコブは856ｍピークである。疎林をかき分けていく。足元にはワカエデやリョウブ、シロモジなどの落ち葉が絨毯の落としている。植林帯が終わり小さなコブを越え最後の西台山の急登となる。頂上直下は岩がごろごろして、苔むしている。傾斜がゆるやかになると山頂一帯の広い自然林になる。北方には木々の間からタンポが見える。

　西台山からタンポには広い灌木の尾根を西に進む。やがてヤセ尾根から北に折れて934ｍピークを越えてから一旦下り、1,040ｍピークに直登する。ヤブ漕ぎを覚悟していたが踏み跡も判り易く灌木の枝はらい程度でほっとする。西方面には伊吹山、国見岳、虎子山、貝月山、金糞山と連なる山々の眺望が楽しめる。ピークを超えて少し下り登り返すとタンポの山頂に出る。