蕎麦粒山は。越美山地と伊吹山地とが重なり合う、きわだつ鋭い峰の山で、尾根も頂も急峻だが、山肌をおおう自然林は折々の季節を彩って美しい。ルート違い防止のためにGPSを持参して登。
登山日:11/20
ルート
大谷林道終点から林道終を行く。駐車場から登山口の尾根取付けまで、3.8㎞ほどで標差317mを大谷川沿いを登ることとなる。1時問半ほどかかる。
駐車場から林道を行く
山が紅葉に染まる
蕎麦粒山南尾根紅葉
登山口から尾根取付けまで、を大谷川沿いを登。蕎麦粒山から湧谷山への稜線が紅葉で生えている。大谷林道終点の広場かの左奥から林に延びる踏み跡に入る。薄い踏み跡が消え一瞬とまどうが、徒渉点対岸の木に小さい赤テープが巻きつけてある。
沢沿いの道
尾根取付点
尾根取付
尾根の登りはじめは滑りやすい急斜面で、不安定なフイックスロープを頼りに登る。さらに木の幹や根につかまりながら強引に登りきると、荒削りに切り開かれた尾根に向かう。
ウラジロが茂る
フイックスロープの登り
雑木の急傾斜
荒削りに切り開かれた尾根上に登る。急峻な尾根の登りは息が切れるが、高度がぐんぐん上がる。枝をつかんで腕力を頼りに登るところも多いが紅葉に癒される。
紅葉に癒される
倒木ありの登り
尾根の傾斜もいくぶんゆるやかになり、樹間西方に、蕎麦粒山が見えてくる。肩の岩のある稜線上の鞍部に出ると。北側にも展望が開け、重なり合う奥美濃の山の深さを知る。
稜線上直下
やがて尾根が狭くなり、左へ回りこむと能郷白山方面に眺望が開け、頂上の近いことが予感できる。最後のひと登りは木の幹や枝、シャクナゲの根などにつかまりながら、胸を突く急坂を登る。
稜線肩から蕎麦粒山
雑木を分けて山頂へ
やっと山頂へ
山頂から小津権現山の峰
大谷林道ゲート→(1:40)→尾根取付→(1:50)→稜線肩小ピーク→(0:50)→蕎麦粒山