龍神伝説の夜叉ヶ池と揖斐川源流の山とよばれている最も奥深いところに孤高を持してそびえる三周ヶ岳に登る。
登山日:06/28
登山口
鳥居と祠の立つ林道終点が登山口。奥に40台は置ける駐車場があり、トイレ、休憩用のあずまやなどが設置されている。登山道は、いきなり沢への下りからはじまる。水量豊富な枝沢を渡り、登り下りを繰り返し、2度ほど流れを渡ると、山腹の急登となる。
渡渉
山腹の急登
夜叉壁を望む
やがて等高線をたどるような平坦な道となり、ブナ林の中に入る。二次林のブナも大きく育ち、日陰が心地よい登りです。
ブナ林
根曲がりのブナ
幽玄ノ滝
1時間ほどで山腹の岩肌を二段に落下する幽玄ノ滝に出合う。夜叉姫が身を清めたという滝だ。アルペン的風貌をもつ黒壁の夜叉壁を仰ぎ見ながら、池ノ又本谷を横切り、右に昇龍ノ滝を見ながら岩混じりの急登が続く。
昇龍ノ滝
夜叉壁
岩場の登り
途中ロープのついた岩場が2カ所ある。草付の斜面を登りきると美越の県境尾根に着く。すぐ目の下が夜叉ガ池だ。エメラルドグリーンに染まる夜叉ヶ池はそれは神秘的な池です。
山腹のフイックスロープ
夜叉ヶ池
夜叉ヶ池を後に
右の稜線に三周ヶ岳への道がのびている。すぐに夜叉壁の頭に出る。奥美濃の山には珍らしく、岩稜のヤセ尾根が続く。1カ所巻道があるが、岩溝を登るところなどは高度感もあるので慎重にいく。
三周ヶ岳への稜線
左奥が三周ヶ岳
夜叉壁の頭
やがてコブの頭に出る。広々としたササの原で、展望は抜群だ。ここからササを両手でかきわけて進む。やせた稜線を下るとブナ林に入り、灌木を手でつかんで登るような急登となる。
岩場を巻く
縦走路を振り返る
三周ヶ岳
ササ混じりのヤブをつき進むと、ようやくにして丸い切り開きの三周ガ岳山頂にたどり着く。
山頂間近
縦走路を振り返る
■ルートマップ
■コースタイム
夜叉ヶ池駐車場~(01:00)~幽幻の滝~(00:30)~夜叉ヶ池~(01:00)~三周ヶ岳~(01:00)~夜叉ヶ池~(01:00)~夜叉ヶ池駐車場