三方崩山は、霊峰白山から北へ延びる主稜線から東へ派生する支脈上のピーク。世界遺産となった合掌造りの山里・白川郷から南に見える山です。森林限界近くの頂上付近は崩壊しており、荒々しい山容で迫ってくる。
登山日:06/05
「道の駅飛騨白山」に車を止めて登山開始。春先は登山道が荒れいるところもある。多少藪こぎを強いられるところもある。P1244辺りからブナ林の原生林の新緑に癒されての登り。
登山道入り口
林道に入り、しばらくつづら折に登っていくと送水管用と思われるトンネルがあり林道はここで終わる。左側に小さな階段を上がり、灌木と雑草の茂る急な涸れ沢を登る。
荒れた車道
登山口階段
登山道入り口
灌木と雑草の茂る急な涸れ沢を登る。やがて雑木林に覆われた山腹に出る。
涸れ沢
明るい雑木林
ブナの木が多くなる
山腹をジグザグに登り支尾根に出てゆるく蛇行しながら登ると主尾根のH1244mに出る。
サンカヨウ
H1244m付近
ブナ林
標高1620mからは南側か崩壊地でしかもヤセ尾根で雪崩などで荒れており危険個所が多い。特にP1956からのV字キレットは鎖もなく足元も不安定な場所。
山頂まで2㎞
H1373m四等三角点
ロープのある急登が続く
標高1244m辺りはブナ林の原生林で新緑に癒される。すぐに長く急な灌木のトンネルを直登する。つま先坂登でアキレスけんが悲鳴を上げるほどの急登。やがて傾斜がゆるくなると、落葉樹におおわれた谷の奥に、崩壊した山肌が荒々しい三方崩山が姿を現す。
タニシバに癒されて
遠望に三方崩山
崩壊地
H1624m地点の白くガレた沢の横を過ぎると大きなダケカンバが目を引くがやせた急尾根の道となる。アップダウンを繰り返しながら高度を上げていく。森林限界に近くなるとH1956mピークに着く。
崩壊地の通過
ダケカンバのあるピーク
小ピークの連続
H1956mあたりから小さな突起を4回越えていくが鎖のある岩が突出したところからの下りは足元も崩落しているところもあり要注意です。
ガンバリどころ
岩場のピーク
吊り尾根の直下
やせた吊り尾根を渡って登り返すと山頂。
三方崩山山頂
■所要時間
登山口や→(0:25)→林道終点→(1:25)→四等三角点→(0:30)→白ガレ→(0:50)→1956mピーク→(0:50)→三方崩山