朝霧の森から尾崎山

 飛騨古川町は周囲を北アルプスの支脈に囲まれた盆地で、秋に朝霧がたつ光景が見られ「朝霧たつ都」と呼ばれている。黒内地内は、広葉樹と針葉樹の混合林が多く緑豊かなで、春はりんごや桃の花が咲き、樹木の緑まぶしい、癒しの里です。朝霧の森から尾崎山に登りアルプスの展墓を楽しむ。

深い森の中を行く

 駐車地からさらに100mほど先の林道から尾根への取り付きがある。プラスチックの尾崎山登山道の道標がある。登山口からすぐに急な道が始まる。

登山口

スギ林の道

巨大なたこ足のブナ

 道は踏まれてわかりやすく尾根にそって急登を登っていく。やがてブナ林があり新緑が爽やかである。枝尾根の急な道を終えると尾崎山の骨格のような北尾根に合流し、やや緩くなった。

ブナ林に癒される

左に笠ヶ岳・右に奥穂高

 ブナの大木が樹上を覆う。登山口から山頂まで直線距離で1.9㎞の急な尾根にしては豊かな自然に恵まれている。やがて左に下る廃道の尾根を分けて、やや右に曲がる。1078mの標高点を越えた。

間違いやすい・右に行く

尾根に沿って登る

巨大な古木・樹齢何年かな?

1078mの標高点を越えたあたりから道も荒れてくる。左右はやせて両側の谷が見える。淡々とした新緑が素晴らしい。灌木が多くなり東側が開けて北アルプスの峰々が展望できる。 

すごい生命力

さらに尾根を登る

笠ヶ岳と奥穂高

笠ヶ岳と奥穂高

 ここまで来ると山頂はぐっと近づく感じである。やがて右の尾根に移る。クマザサの生い茂る斜面を滑らないように横断するとまた直登。傾斜が緩むところ雑木が開けて明るくなりもう山頂の一角である。

 

踏み後を確認しながら登る

谷筋を渡り最後の急登

  薬師岳   黒部五郎岳   双六岳

山頂直下

電波塔

尾崎山山頂

 電波反射板が見えれば山頂である。三等三角点は電波反射板の少し先の薮の中だ。電波反射板の地面は芝生で休むのに最適。反射板が北に向くせいで展望も北に開けている。金剛堂山、白木峰辺りが見える。薮に隠れるが人形山、も近い。展望は山頂から少し下った所が好展望地である。

笠ヶ岳と奥穂高

笠ヶ岳と奥穂高

剣岳と薬師岳 

剣岳と薬師岳 

北アルプス大展望・奥穂高から剣岳

富山県の人形山

富山県の金剛堂山

 
コースとタイム

登山口~(0:10)~ブナの大木~(0:45)~P1078~(0:35)~谷沢~(0:30)~山頂