御在所岳に寄添う様に、県境稜線上で競い立つ国見岳は、湯の山ルートとは逆に、北の朝明渓谷側からハライドに登り、尾根通しで県境路に出て、稜線上の『青岳』を経て『国見岳』に登る。帰路に根の平峠へ降るコースを歩いた。岩道やヤセ尾根や深い溝道等、変化に富んだコースでもある。
朝明ヒュッテ前の駐車場を出た所で見返り橋を渡り、その先の路地を左折する。橋を渡り朝明ヒュッテ本館の前から、舗装された林道を山手へ向う。
朝明ヒュッテ前の駐車場
駐車場から橋を渡る
分岐を右に
朝明ヒュッテ前の駐車場を出た所で見返り橋を渡り、その先の路地を左折する。橋を渡り朝明ヒュッテ本館の前から、舗装された林道を山手へ向う。
ハライド登り口
ゴロ岩
遠望に釈迦ヶ岳
ハライドに南尾根に取り付きから、しばらくすると傾斜もきつくなる。標高650mあたりから傾斜もゆるなり、北峰には堂々とした釈迦ヶ岳が望める。
ササと灌木
樹間からの展望もよくなる
遠望のよい尾根
ゆるやかな登りから再び急傾斜となる。ここから標高差260mほど登ると908mのハライド山頂に着く。
ハライドに着く
ハライド山頂から釈迦ヶ岳を望む
ハライド山頂から釈迦ヶ岳を望む
腰越峠
ハライドから腰越峠に下り、西の尾根から県境稜線に向う。峠のすぐ先で藤内小屋へ降る分岐を分けると、岩や木の根の露出するヤセ尾根になる。尾根の様な山腹の様な、はっきりしない道筋が続くが、踏み跡は歩き易く迷いそうな分岐もない。
やせ尾根の急登
ヤシオ尾根に向かう
キノコ岩
稜線部に近くなると、笹が現われ傾斜は緩くなる。左手のピークを巻き、尾根が拡がってくる。県境縦走路に出る直前に右へ入る踏み跡があり、たどると平らな大岩があり、上にキノコ岩の奇岩が乗っている。ここも大展望が広がる。
ササ道
青岳山頂
キノコ岩から戻って緩く笹の溝道を登って左に折れた所が、大岩の立並ぶ青岳山頂である。岩の間から伊勢平野の展望が開き、休憩に良い空地もある。
青岳山頂から菰野
釈迦ヶ岳
国見岳
青岳から国見岳に向かう。笹の道を下る間も無く登りに転じ、笹と灌木の道が続き、最後に大きな岩の間を抜けると国見岳山頂に着く。山頂から少し(5分程度)御在所岳に向かって歩くと、右手奥に石門と呼ばれる奇岩があるので立ち寄って往復する。
石門への道
石門
石門から県境の三叉路まで戻り往路を離れ、直進して県境縦走路を根の平峠に向う。道はすぐに深く掘れた溝道の急降下となり、所々で大岩やザレ場を抜けていくが、一本道なので解り易い。
ガレ場
重なりの大岩
根ノ平峠
根の平峠から朝明に降る道は、涸れ沢の様な岩の多い道を、足元に注意しながら降って沢に着き、堰堤を巻きながら沢沿を下る。
ブナ清水分岐
伊勢谷を下る
堰堤のある沢
沢沿いから林道を歩き、伊勢谷小屋の上で車道の分岐に出る。分岐から車道をゆっくり歩いて、駐車場まで、15分ほどで着く。
腰越谷に架かる橋
朝明ヒュッテ駐車場
登山ルートと時間
朝明登山口→(1:30)→ハライド→(1:00)→国見岳分岐→(0:20)→県境三差路→(0:20)→国見岳→(0:15)→県境三差路→(1:00)→根ノ平峠→(1:00)→伊勢谷小屋→(0:15)→朝明登山口